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10年かかって躁鬱が発覚した話

タイトル通り。
最初の鬱から10年たった今、双極性障害Ⅱ型と発覚した話。

そもそも躁状態が目立たない限りは双極性障害自体が判断しづらく、はじめは鬱や適応障害と診断された人が数年後に発覚するケースが多いらしい。

初めて鬱になってメンクリに行ったのは16歳の頃。当時の原因は学校だったので、通信制に転校してからは徐々に回復していった。次は大学に入学してすぐ、大鬱期に入って動けなくなり、メンクリにかかった。大学は休学した。そのあとは6〜7年くらい寛解(といっていいのかはわからないが)して、今また鬱期に入ってメンクリにお世話になっているという感じ。

今までハッキリとした診断もされなかったし、適応障害鬱状態とは言われても双極性障害を疑われたことはなかったので、そうきたかと思った。同時に、軽躁状態という意識がなかっただけで過去を思い出すと思い当たる節がありすぎたので妙に納得した。
一瞬にしてハマったバンドのチケットをすぐに全部取ってほぼ全部のライブに行き始めたり、常にポジティブシンキングで嫌なことも寝れば忘れたり、普段は余程のことでないと参加しないような集まりに顔を出すなど妙に社交的になったりしていた。

よく発達障害の方が"発達障害という診断が下りたことで昔からのモヤモヤがスッキリした"という話を聞くが、同じように自分を長く苦しめてきた鬱の波の正体がわかったのでスッキリした感覚がある。

私の場合、覚えている限りでは鬱→回復期のあたりで軽躁というサイクルで波が来る。寛解している時もある。
ただ今はラピッドサイクラーになってるかな、多分。

ちなみに軽躁状態の思い当たる節としては、前記の過去エピソードも含め、
・お金がないのに散財する(物欲が高まる)
・思い立ったらすぐ行動する
・有志の集団行動に参加する
・意欲が湧いてやりたいことだらけになる
・自己肯定感が高まる
・寝たら嫌なことも忘れる
・大盛りを難なく完食できる
これが主かな。

あとは2回目の鬱の回復期に自己判断で服薬と通院をやめてしまった。当時の自分はもう完全に復活して元気✨鬱治った🌟と本気で思っていた。実はこの行動も双極性障害に多いらしい。
今となっては勝手にやめてよく7年もぶり返さなかったなと思う。

躁状態のときはちょっと調子良いな、程度の感覚なので軽躁という自覚がない。
だからいつ軽躁が落ち着いて寛解期に入ったかも実際わからない。だから双極性障害Ⅱ型の診断は誤診されやすくて時間がかかるらしい。

物欲も波が大きいので低賃金労働者はしんどい。
あとは食欲のムラが大きいと昔から母親に言われていた。たしかに思い返すと食べ放題で元を取れるくらい食べられる日と、定食すら完食できない時がある。自分では割と食い溜めができる体質だと少し思っていた。

数年何ともなかったのに今更鬱期なのはやっぱり交替勤務が原因なのかねぇ。鬱になるとすれば前職のブラック勤めでとっくに休職レベルまでいってると思う。

しんどい人生だけど自分の人生救えるのは自分しかいないので何とか頑張る。軽躁入っても通院と服薬はやめるなよ自分!

鬱の人でたまに調子良くなってハイになったり本当に鬱?って思うことがある、という人はもしかしたら鬱じゃなくて双極性障害可能性もあるので主治医に相談してみて欲しい。特に躁が目立たないⅡ型は分かりづらいから。